人気ブログランキング |

第100回 句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと

d0254166_13454446.jpg

兼題:「数え日」「霙(みぞれ)」「河豚(ふぐ)」 平成30年 12月9


年玉の 査定始まる 数え日や

みぞるるや なお白菜の 甘み増し          笛 女


ふぐ刺しや 花びらに透く 藍の皿

すれ違う 和傘の女や 初みぞれ           ミモザ


行く末も 早や数え日か 雨しきり

音もなく 街灯の霙 とめどなく           ヒデキ


ぷっくりと 焼けたる河豚の 白子かな

雨音が みぞれにかわる 俳句会           土 筆


夕霙 女三人 加賀言葉

あら可笑し 毒持つ人も 河豚を喰う         呂 修


霙るるに せかされ慌て タイヤ替え

疎まれし 河豚もありけり 釣り人に         ばたやん


背も傘も列して斜め みぞれ打つ

この世とも あと幾年瀬と 指をおる         淑 女


傘を持つ 手にひびくかな 霙落つ

日を数え 歓びの歌を 聴きに行く          りつ女


数え日を 重ね仰ぎし 今朝の坂

霙るるや 待つとも去るとも 決めかねて       しょうこ


数え日や あれやこれやで 年が過ぎ

霙降る ふるさとに着く 夜行バス          まつぼっくり


数え日や 子を待ち侘びて 掃除せり

霙踏み 災い積もらぬ 事祈る            雪 女


ひととせが 駆け抜けてはや 数え日か

襟足に 霙滴り 背筋伸ぶ              つばめ


平成の 文字もみぞれて 道昏(くら)し

筆談で 白ワイン飲む みぞれの夜          さち女

...................................................................................................

互選の結果☆  得点の多い順から「天」「地」「人」

[] ふぐ刺しや 花びらに透く 藍の皿        ミモザ

[] 霙るるや 待つとも去るとも 決めかねて     しょうこ

[] 襟足に 霙滴り 背筋伸ぶ            つばめ

...................................................................................................

◇次回は平成311月21(月)午後7時

◇次回 兼題:なし。「天狗俳諧」開催のため。時流をうがつ一句を投句。






# by haiku-gudonkai | 2018-12-12 14:52 | Comments(0)

第99回 句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと

d0254166_13454446.jpg

兼題:「湯豆腐」「焚火(たきび)」「小春(小春日和、小春日)」 平成30年 11月18


焚火爆ぜ 縺れしこころ ほぐれゆく

恩寵を 賜りしごと 小春日や            つばめ


筆執りて 小春楽しむ 老いの母

湯豆腐と 一口ごとに 会話せり           ばたやん


湯豆腐や ふうわり揺らぐ 花がつお

焚火燃ゆ 芋も日記も 恋文も            ヒデキ


小春日に 鉄窓開けて 音も無し

湯豆富や 出汁も豆富も 手抜きなし         淑 女


小春日の 名勝に舞う 囃子かな

湯どうふを 囲む二人は 今夫婦           笛 女


湯豆富に 落胆隠せぬ 中二生

山寺の いつ止むと知れぬ 落ち葉焚き        雪 女


特集は 「焚火」なりけり 月刊誌

湯にゆれる とうふに話 聞き逃がす         りつ女


漆黒の 闇に焚火の 爆ぜる音

湯豆腐の 上で踊るや 鰹節             まつぼっくり


焚火して 炎ひときわ 文仕舞い

小春凪 老漁夫二人 砂像なる            しょうこ


湯豆腐や 湯気の向こうの 古稀の妻

焚火の輪 抜けて一人の 闇深し           呂 修


かさこそと 黄金の葉舞う 小春空

湯豆腐の 湯気を囲んで プロポーズ         く に


落葉焚く 温もり偲ぶ 五合庵

せせらぎが ワルツに聞こゆ 小春日や        さち女


小春日や 懐かしの歌 蓄音器館

小春日和 小春の心で 今日一日           土 筆


湯豆腐や ふつふつと湧く なごり夢

小春日や 閘門(こうもん)の水 音高し        ミモザ

...................................................................................................

☆互選の結果☆  得点の多い順から「天」「地」「人」

今回は、同点数だったので「天」が2人となり、「地」がありません。

[] 焚火の輪 抜けて一人の 闇深し        呂 修

[] 焚火して 炎ひときわ 文仕舞い        しょうこ

[] 焚火爆ぜ 縺(もつ)れしこころ ほぐれゆく   つばめ

...................................................................................................

◇次回は、100回記念句会:12月9日(日)午後5時〜/午後7時〜記念パーティ

◇次回兼題:「数え日」「霙(みぞれ)」「河豚(ふぐ)」



# by haiku-gudonkai | 2018-11-20 14:22 | Comments(0)

第98回 句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと

d0254166_13454446.jpg

兼題:「新蕎麦」「秋深し」「菊」 平成30年 10月15


部屋履きに 素足もふもふ 秋深し

あとひと山 新そばめぐり 山ひだ縫う         淑 女


木漏れ日に 菊たずさえて 野田山へ

新蕎麦や 一杯の酒で 日も暮れぬ          く に


秋深し 心の頁(ページ)めくれずに

新蕎麦やもうひと手繰(たぐ)り喉が急(せ)く    ヒデキ


晩秋や 思い溜まりて ノオト買ふ

新蕎麦や亡母(ぼうぼ)の分と二重(ふたかさ)ね   さち女


駅頭に 香る出迎へ 菊花展

齢(とし)重ね 庭は荒れたり 秋深し        ばたやん


菊の花 毟(むし)りて夕餉(げ)に亡母(はは)真似て

ひとり夜は 古典と対話 秋深し           雪 女


連れ合ひて三十年(みととせ)通ふ新そばや

とっくりの 編み目繕(つくろ)ひ 秋深し      染 子


祭壇の 小菊の波や 旅終わる

土砂の道 壊れし家も 秋深し            りつ女


過疎の村 新蕎麦ありの 古暖簾(のれん)

秋深し 夫婦で分けし 焼き魚            呂 修


なまめかし 裾(すそ)に散りたる 乱菊や

深まりて ゆく秋のいろ 留(とど)めたや      つばめ


夕映えの 忍者の里や 秋深し

陰翳(いんえい)を 五感で食す 秋深し       ミモザ


軒先に 新蕎麦ありと 山降りて

甘菊(あまぎく)や酢加減亡母(はは)に問ふてみる  しょうこ


新蕎麦を すする口元(くちもと) 香るつゆ

秋深し モザイク色に 染まる山           マリー


新そばの 文字に誘はれ ざる手繰(たぐ)る

炊き立ての ごはんの湯気や 秋深し         まつぼっくり


秋深く 月を指さす 影五つ

新蕎麦の 湯気の向こうに 笑顔あり         笛 女


秋深し 雨聴く夜の 書作かな

新そばや 傘寿(さんじゅ)の集い 声はずむ     土 筆

...................................................................................................

☆互選の結果☆  得点の多い順から「天」「地」「人」

[天]  祭壇の 小菊の波や 旅終わる        りつ女

[地]  過疎の村 新蕎麦ありの 古暖簾(のれん)  呂 修

[人]  晩秋や 思い溜まりて ノオト買ふ      さち女

...................................................................................................

◇次回は11月19日(月)午後7時

◇次回兼題:「湯豆腐」「小春(小春日和、小春日)」「焚火(たきび)





# by haiku-gudonkai | 2018-10-16 16:20 | Comments(0)

第97回 句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと

d0254166_13454446.jpg

兼題:「敬老の日(敬老日)」「葡萄(ぶどう)」「鈴虫」 平成30年 9月17


鈴虫や 今宵待たるる 満月を

敬老日 赤飯我も 相伴(しょうばん)す      笛 女


敬老日 語らぬ悲しみ 皺(しわ)に見ゆ

鈴虫の 羽振り揺らす 風届く           染 子


一房うん十万円 葡萄嫌いになる季節

ぼぉーと居(お)れば すぐ敬老会に 招かれて   ヒデキ


cyber(電脳)に飲まれ 乾涸(ひから)ぶ 葡萄かな

敬老の日 妣(はは)の歩みし 年を継ぐ      一 服


能登に入(い)る 故郷便に 葡萄の香

鈴虫や 喧噪の中 癒しけり            ばたやん


外(と)つ国に生ひし葡萄の雫(しずく)や嬉(うれ)し

鈴虫を 背戸(せど)に放ちて 夜を聴く      つばめ


鈴虫や 街中ジャズと スイングす

敬老の日 祝う人共に 老々なり          淑 女


山葡萄 蔵に幾年 主もなく

亡き人に 遇(あ)える山にも 虫の鳴く     しょうこ


手に葡萄 ギリシャの神 真似てみる

敬老日 祝われし二人 祝う二人          りつ女


瞑想や 鈴虫の鳴く 静寂(しじま)かな

思い出す ぶどう行脚や ワイン香に        ミモザ


週一(しゅういち)の 親訪ぬる日 敬老日

手を伸ばす 子に肩車 ぶどう狩り        まつぼっくり


母を想う 感謝感謝の 敬老日

鈴虫の 鳴き声きいて うら淋し          マリー


祖父母逝き 祈るばかりの 敬老日

この刹那(せつな)鈴虫習いて凛(りん)と生かむ  ゆき女


倦怠の 微熱冷ますや 黒葡萄

鈴虫を 追ふて歴史の 闇に入(い)る       さち女


鈴虫の ソロが聞きたし 藪小径(やぶこみち)

敬老会 背すじ伸ばして 昭和の歌         土 筆

……………………………………………………………………………………………………………………………

互選の結果☆  得点の多い順から「天」「地」「人」

[] 敬老日 語らぬ悲しみ 皺(しわ)に見ゆ      染 子

[] 鈴虫を 背戸(せど)に放ちて 夜を聴く      つばめ

[] 敬老の日 妣(はは)の歩みし 年を継ぐ      一 服

……………………………………………………………………………………………………………………………

◇次回は、1015日(月)午後7時

◇次回兼題:「新蕎麦(しんそば)」「秋深し」「菊」


# by haiku-gudonkai | 2018-09-18 15:24 | Comments(0)

第96回 句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと

d0254166_13454446.jpg

兼題:「西瓜」「立秋」「終戦記念日(終戦日、終戦忌、敗戦日、敗戦忌、八月十五日、敗戦記念日)」平成30年 8月20


針運ぶ 白きリネンに 秋立ちぬ

幾たびの 終戦日あり 地球(ほし)は危機      しょうこ


帰郷待つ すいか清水で 身を冷やす

袖ゆらす 立秋の風 やさしくて           笛 女


立秋や 猛暑と別れも間近(まぢか)かな

敵国は 死語になったか 終戦日           土 筆


敗戦忌 責任いずこ 聖戦と言う碑

平和の日 とせぬ敗戦日 ぬるい水          ヒデキ


友眠る 大鹿村に 秋立ちぬ

八月十五日 原爆ドームの 空の青           ミモザ


引き継がむ 昭和の記憶 敗戦忌

立秋も フル稼働 怖し電気代             ゆき女


朝食の 手を止め祈る 原爆忌

子ら集う 一刃(ひとは)に裂ける 西瓜かな     りつ女


赤土か 砂地か競ふ 西瓜かな

母の手に 青酸加里(かり)や 終戦日         ばたやん


西瓜種 怒りのごとく 飛ばしけり

生首をスパッとごとく 西瓜切る            呂 修


凛々しくも セピア色に笑む 学徒兵

この暑さ 命あっての 立秋かな            淑 女


秋の立つ 山ゆ降(くだ)りて 赤を踏む

幾たびの 終戦日あり 倭(わ)の国よ         染 子


人殺しなど 誰も望まぬ 終戦日

カラカラの のどに西瓜 がぶりがぶり        まつぼっくり


ベランダの 苦瓜(にがうり)ぽつねん 今朝の秋

秋に入りて 血圧心拍 遠近法            さち女

……………………………………………………………………………………………………………………………

互選の結果☆  得点の多い順から「天」「地」「人」

[] 幾たびの 終戦ありや 地球(ほし)は危機     しょうこ

[] 母の手に 青酸加里(かり)や 終戦日       ばたやん

[] 針運ぶ 白きリネンに 秋立ちぬ          しょうこ

……………………………………………………………………………………………………………………………

◇次回は9月17日(月)敬老の日 午後7時

◇次回兼題:「敬老の日(敬老日)」「葡萄(ぶどう)」「鈴虫」


# by haiku-gudonkai | 2018-08-21 14:26 | Comments(0)


「ぐどんかい」と読む。師は無し。気ままに愚直に一杯呑むように楽しむ句会。2010/8、金沢市で発足。


by haiku-gudonkai

プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

最新の記事

いいにゃあ、五・七・五。ワタ..
at 2019-05-21 16:30
第104回 句会/いいにゃあ..
at 2019-04-16 14:41
第103回 句会/いいにゃあ..
at 2019-03-19 14:55
第102回 句会/いいにゃあ..
at 2019-02-19 20:29
第101回 句会/いいにゃあ..
at 2019-01-23 18:19

以前の記事

2019年 05月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月

最新のコメント

モンクレール モンクレー
by モンクレール 日本 at 12:06

最新のトラックバック

外部リンク

検索

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧