第29回句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと。

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「天狗俳諧」を遊ぶ (平成25年1月21日)
新年初の句会は新年会を兼ねて「天狗俳諧(てんぐはいかい)」で楽しんだ。
 
「天狗俳諧」とは江戸時代に興った俳句遊びで、
メンバーが作った5・7・5をバラバラにし、
無作為に組み合わせて1句を作り、その偶然性を楽しむもの。
 
この日は1人づつ、籠に分けて入れられた上の句、中の句、下の句を取りだし、
出来た句をそれぞれが解説。
四苦八苦して解説する珍句、迷句ぞろいに一同の初笑いが続いて・・・
(句のあとに選んだ人の俳号を記した)


春近しさばいて能登の餅を焼く   しょうこ
 
雀来る藪蚊は去らず幻か      流 石
 
雪すかし二人布団で夢うつつ    苔 石
 
昨日今日〆飾りの穂氷室かな    恵 白
 
煩悩のホッペもふくれ赤面す    呂 修
 
漸くに帰り着きたる覚えけり    ばたやん
 
うるわしの昔のあそびトライかな  土 筆
 
初雪や寿ぎ凜ともってこい     み う
 
寒鰤や明日明後日鼓打つ      夜 高
 
我が主の引きずるほどのまた反省  ゆう太
 
初春をまわりまわって寒牡丹    ヒデキ
 
太陽を正月太りに除夜の鐘     笛 女
 
餅食べて母のぬくもり女人(ひと)となる さち女
 
嫁ぐ娘(こ)にかまくら籠もってめでたさよ 淑 女 
.......................................................................... 
 
●次回は、二月一八日(第三月曜日)開催
 兼題「水温む」
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# by haiku-gudonkai | 2013-02-10 13:07 | Comments(0)

第28回句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと。

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兼題 : 聖夜・クリスマス(平成24年12月17日)

街路樹に手袋ひとつ聖夜ゆく
 
イヤリング揺れて聖夜が駆けてゆく    しょうこ
 
聖夜なり君のポケット暖かき
 
聖夜近し流星群のソリ走る        恵 白
 
老二人することもなきクリスマス
 
二人とも浄土真宗クリスマス       呂 修
 
過ぎ去りし酔ひどれ人生聖夜かな
 
飾り付けた気分で犬とクリスマス     ばたやん
 
今想うサンタに手紙書いた日を
 
鐘の音も世相を憂うクリスマス      土 筆
 
初雪をとっておきたいクリスマス
 
鈴の音乾いた空気クリスマス       み う
 
聖夜劇風呂敷かむる天使たち
 
民意突き寒風すさぶクリスマス      夜 高
 
クリスマス重ならずホッ議員の子
 
煙突の無き吾が家にもクリスマス     ゆう太
 
LED冷たく揺れてクリスマス
 
鐘わたりクリスマスキャロル天使の息   ヒデキ
 
クリスマス猩猩木の丹きかな
 
サンタさんおるげんね!と孫クリスマス  笛 女
 
流星に誘われ辿る耶蘇の里
 
クリスマス親なき子猫(ねこ)にさかな買う さち女
 
クリスマス金箔ツリー見える街
 
雪降りて風物詩なるクリスマス      露 古
 
ティファニーとクリスマスディナー今昔 
 
クリスマス子らの瞳は万華鏡       淑 女
 
...................................................................
●一席
 
クリスマス親なき子猫にさかな買う    さち女
 
●二席 

イヤリング揺れて聖夜が駆けてゆく    しょうこ
...................................................................
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# by haiku-gudonkai | 2013-01-20 13:19 | Comments(0)

第27回句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと。

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兼題 : 鍋いろいろ(平成24年11月19日)

子等去りて小さき鍋と夫婦酒

寄鍋に今日の悲しみ放り込む   しょうこ


寄せ鍋を仕切る従姉妹の指太く

どこまでが農耕民族牡丹鍋     流 石


女子会でつつかれている鍋の具や

仲たがい鍋で煮つまる別のもの   恵 白


懐かしき浅草駒形どぜう鍋

年老いた恩師招いて囲む鍋     呂 修


鍋かこむ人の絆も温もりて

鍋かこみ何と詠もうか五七五    土 筆


すき焼きに塩入れ食んだ新婚期

天空を切り裂く夜のおでん鍋    夜 高


薬とて正座で食べる牡丹鍋

寄せ鍋の湯気の向こうに見える笑顔(かお)ゆう太


火照る頬川風ひんやり花街鍋

ヌッと出た青首の艶鍋に染む    ヒデキ


父のそば鍋囲むよに暖かき     笛 女


鍋くらうわだかまり食う友笑う

鍋の夜亡父(ちち)の席にも猪口ひとつ さち女


あたたまる鍋に生姜は今年流

「寄せ鍋よ」予定消したる今夜かな 露 古


公園の炊き出し鍋につなぐ歌

鍋奉行ありがたいやら・・・やら  みち草

...................................................................
●一席

鍋くらうわだかまり食う友笑う  さち女


●二席

鍋の夜亡父(ちち)の席にも猪口ひとつ さち女


天空を切り裂く夜のおでん鍋    夜 高
....................................................................
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# by haiku-gudonkai | 2012-12-14 10:43 | Comments(0)

第26回句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと。

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兼題 : 秋の声 (平成24年10月15日)

たそがれの空のブランコ秋の声

燗酒がしゅんと鳴く夜秋の声   恵 白

亡き母のふと声聞きし秋の声

悠久の万里の長城秋の声     呂 修

秋声や夜汽車の響きに目覚めたり

秋の声針遅らせて目覚めけり   ばたやん

雲晴れて頂上に集う秋の声

天に月地に秋の声城の跡     土 筆

いきつけで赤呑んでいる秋の声

赤レンガ少女は一人秋の声    み う

立ち尽くす一人ひとりに秋のこゑ

憂鬱の虫が巣くうか秋の声    夜 高

秋声に追われ納める年貢かな

秋声に開襟シャツを二度洗い   ゆう太

空駆ける秋の声よりキンモクセイ

薄桃の西王母ぽつり秋の声    ヒデキ

角曲がる焼き芋売りや秋の声

秋の声今年は何をとささやけり  ガルボ

雁草たおやかなりや秋の声

秋の声私は半歩ふみ出そう    笛 女

面影を追いて聞くらむ秋の声

書を閉じて目をとじて聴く秋の声 さち女

収穫に祭りばやしが秋の声

夕映えの刻の変化は秋の声    露 古

おかえりとほっと迎える秋の声

冴えわたる移り香哀し秋の声   淑 女

.............................................................
●一席
書を閉じて目をとじて聴く秋の声 さち女

●二席
憂鬱の虫が巣くうか秋の声    夜 高    
.............................................................
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# by haiku-gudonkai | 2012-11-17 15:26 | Comments(0)

第25回句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと。

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兼題 : 秋の虫 (平成24年9月17日)

ひと雨と風を運んだとんぼかな

鈴虫の声に恋して鳴き返す      露 古

秋の道歩めば虫の音のカノン

満堂の読経に混じる虫の声      ガルボ

きりぎりす共になきたいときもある 

すず虫や今日窓開けて寝るもよし   み う

かまきりが枕に飛び込む老いの家

虫しぐれ鳴くのは雄よと友がいい   流 石

りりりりりでかけるわたしに秋の虫

草ぼうぼうこおろぎの声朝の庭    たつみ

厨房の片隅からか虫の声

虫の声橋の下から大合唱       きみ女

片町の騒音(さわぎ)に交じり虫時雨

虫の夜や鳴けども鳴けど来る人無し  ばたやん

こおろぎや猫の温もる肌布団

生き尽くせ鳴き尽くせと鈴虫は    恵 白

くさった日バッタに飛び乗り野に遊ぶ

栗落ちて虫の音止みて草笑う     道 草

追いかけて芝生飛び出すバッタの子

鈴虫を二人で聴いた夜もあり     土 筆

コオロギの箒の宿や庭掃かず

やっと秋!葉裏の虫に目礼す     さち女

月一輪芙蓉一輪虫の宿

リーンリンはねをひろげてリーンリン 笛 女

犀星の声を聞いたか草ひばり

気配消し虫集く寂そっと待ち     ヒデキ

夕焼けに赤とんぼ追う子も染まる

こおろぎの声を肴にひやおろし    ゆう太

すずむしや母と輪唱夕餉どき

それいそげここは街中バッタくん   淑 女

無き事にしたき過去ありきりぎりす

淋しきはこおろぎ啼いた通夜の床   呂 修

蜻蛉の幽し羽や君は十四

影合いて鈴虫止みて女川       しょうこ

<飛び入り参加>
水晶の羽きらめかせ群れ蜻蛉

永劫の宇宙の闇に虫の声       千湖(寮三千子)

芋虫の棲む鉢の土やわらかし

鈴虫をお分けしますと店の戸に    松永洋介

.............................................................
●一席
こおろぎの声を肴にひやおろし    ゆう太

●二席
永劫の宇宙の闇に虫の声       千 湖    
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# by haiku-gudonkai | 2012-10-12 15:48 | Comments(0)


「ぐどんかい」と読む。師は無し。気ままに愚直に一杯呑むように楽しむ句会。2010/8、金沢市で発足。


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