第31回句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと。

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兼題:陽炎 (平成25年3月18日)

かぎろいの燃ゆるその日に迎え来よ

かげろうも里の賑わいかいにょかな  しょうこ


かくれんぼ陽炎の向うにひとり消え

かげろうの立つ日遠くで寺の鐘    流 石

    
陽炎にストラビンスキィ鳴り渡る

疾く鳥が陽炎裂いて北行す      苔 石


死の声か陽炎上がる地震(ゆり)の痕

光る芽や陽炎ゆれて空に鷹      恵 白


陽炎の中に顔出すつくしんぼ

陽炎の先へと続く鉄路かな      呂 修


陽炎やゆらゆら揺れる憂き世かな

陽炎や淋しさも日々薄れゆく     ばたやん


夕かげろう私は茶房の片すみで

陽炎は私の心に春を呼ぶ       土 筆


かげろうの五分咲二輪あたためり

陽炎に駆ける学生幻や        み う


陽炎(かげろ)へり君の面影胸に染む 

春の海かげろうの妙竜宮城      夜 高


陽炎に原発自爆黙す日々

友 納骨かげろふでいいここに立て   ヒデキ


慕いてし人を思ふる我もかげろう

陽炎を追いて目を遣る山残雪     ガルボ


かげろう燃ゆ野をかける君抱きしめる

かげろう立つ草にねころび空あおぐ  笛 女


陽炎を捕ってと泣いた日遥かなり

七十路やかげろふに似たりわが旅路  さち女


有磯(ありそ)海かげろうゆらぎ城見ゆる

かげろうに城影うつす大海原     淑 女

.......................................................................... 
●一席
友 納骨かげろふでいいここに立て  ヒデキ

●二席
かげろうも里の賑わいかいにょかな  しょうこ
.......................................................................... 
 
●次回は、4月15日
兼題は「蝶、または蝶々」
# by haiku-gudonkai | 2013-04-12 00:59 | Comments(0)

第30回句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと。

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兼題:水温む (平成25年2月18日)

水ぬるみ心の襞も染めて藍
 
青空を抱きて潟(うみ)や水ぬるむ    しょうこ
 
水ぬるむ粉ぐすり飲む手もやわらかく
 
水ぬるむうたた寝の夢手繰りよせ    流 石
 
水温む冗談ひとつ魚屋の女(ひと)
 
ほどけゆく蕾も人も水温む       恵 白
 
安曇野の田に山映し水ぬるむ
 
鯉泳ぐ飛騨宮川の水温む        呂 修
 
独り身の台所(だいどこ)ごとや水温む
 
水温む皸(あかぎれ)癒える兆しかな   ばたやん
 
水ぬるむ路地に香るは何の花
 
水ぬるむどじょっこふなっこ春ですよ  土 筆
 
水ぬるむバレンタインのほろ苦さ
 
訃報聞き介護の日々や水ぬるむ     夜 鷹
 
猫のぞく睡蓮鉢の水温む
 
朝もやのけむる手水舎水温む      ゆう太
 
頭(ズ)キーンと凍みた朝いずこ水ぬるむ
 
あっけなく親友(とも)逝きて早水ぬるむ ヒデキ
 
枝先に秘めたふくらみ水温む
 
セーターの色淡き着る水温む      ガルボ
 
水ぬるむ曲水に食むカモ番い
 
水ぬるむなごりおしむや「雪まろげ」  笛 女
            *菓子の名
仮設宿水温む春を賀すべきや
 
水温む背伸びの猫のひげ眩し      さち女
 
水温み猫の散歩は遠くなり
 
つくばいの水ぬるむ頃浮く氷      く に
 
水ぬるむこのここち知るや湯わかし派
 
水ぬるみ競って芽を出す木立かな    淑 女
 
はしゃぐ声水温む午後幸来たる
 
ほんわりと水温む朝蒸し野菜      みち草
 
水温む子等声軽き通学路
 
水温む胸の氷の溶けぬまま       苔 石
 
子も招きプロレス舞台水ぬるむ
 
水ぬるむ南京町や紅き猫        井 波
 
.......................................................................... 
●一席
水温む胸の氷の溶けぬまま     苔 石
 
●二席
仮設宿水温む春を賀すべきや    さち女
.......................................................................... 
 
●次回は、3月18日(第3月曜日)開催
 兼題「陽炎」
# by haiku-gudonkai | 2013-03-11 15:14 | Comments(0)

第29回句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと。

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「天狗俳諧」を遊ぶ (平成25年1月21日)
新年初の句会は新年会を兼ねて「天狗俳諧(てんぐはいかい)」で楽しんだ。
 
「天狗俳諧」とは江戸時代に興った俳句遊びで、
メンバーが作った5・7・5をバラバラにし、
無作為に組み合わせて1句を作り、その偶然性を楽しむもの。
 
この日は1人づつ、籠に分けて入れられた上の句、中の句、下の句を取りだし、
出来た句をそれぞれが解説。
四苦八苦して解説する珍句、迷句ぞろいに一同の初笑いが続いて・・・
(句のあとに選んだ人の俳号を記した)


春近しさばいて能登の餅を焼く   しょうこ
 
雀来る藪蚊は去らず幻か      流 石
 
雪すかし二人布団で夢うつつ    苔 石
 
昨日今日〆飾りの穂氷室かな    恵 白
 
煩悩のホッペもふくれ赤面す    呂 修
 
漸くに帰り着きたる覚えけり    ばたやん
 
うるわしの昔のあそびトライかな  土 筆
 
初雪や寿ぎ凜ともってこい     み う
 
寒鰤や明日明後日鼓打つ      夜 高
 
我が主の引きずるほどのまた反省  ゆう太
 
初春をまわりまわって寒牡丹    ヒデキ
 
太陽を正月太りに除夜の鐘     笛 女
 
餅食べて母のぬくもり女人(ひと)となる さち女
 
嫁ぐ娘(こ)にかまくら籠もってめでたさよ 淑 女 
.......................................................................... 
 
●次回は、二月一八日(第三月曜日)開催
 兼題「水温む」
# by haiku-gudonkai | 2013-02-10 13:07 | Comments(0)

第28回句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと。

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兼題 : 聖夜・クリスマス(平成24年12月17日)

街路樹に手袋ひとつ聖夜ゆく
 
イヤリング揺れて聖夜が駆けてゆく    しょうこ
 
聖夜なり君のポケット暖かき
 
聖夜近し流星群のソリ走る        恵 白
 
老二人することもなきクリスマス
 
二人とも浄土真宗クリスマス       呂 修
 
過ぎ去りし酔ひどれ人生聖夜かな
 
飾り付けた気分で犬とクリスマス     ばたやん
 
今想うサンタに手紙書いた日を
 
鐘の音も世相を憂うクリスマス      土 筆
 
初雪をとっておきたいクリスマス
 
鈴の音乾いた空気クリスマス       み う
 
聖夜劇風呂敷かむる天使たち
 
民意突き寒風すさぶクリスマス      夜 高
 
クリスマス重ならずホッ議員の子
 
煙突の無き吾が家にもクリスマス     ゆう太
 
LED冷たく揺れてクリスマス
 
鐘わたりクリスマスキャロル天使の息   ヒデキ
 
クリスマス猩猩木の丹きかな
 
サンタさんおるげんね!と孫クリスマス  笛 女
 
流星に誘われ辿る耶蘇の里
 
クリスマス親なき子猫(ねこ)にさかな買う さち女
 
クリスマス金箔ツリー見える街
 
雪降りて風物詩なるクリスマス      露 古
 
ティファニーとクリスマスディナー今昔 
 
クリスマス子らの瞳は万華鏡       淑 女
 
...................................................................
●一席
 
クリスマス親なき子猫にさかな買う    さち女
 
●二席 

イヤリング揺れて聖夜が駆けてゆく    しょうこ
...................................................................
# by haiku-gudonkai | 2013-01-20 13:19 | Comments(0)

第27回句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと。

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兼題 : 鍋いろいろ(平成24年11月19日)

子等去りて小さき鍋と夫婦酒

寄鍋に今日の悲しみ放り込む   しょうこ


寄せ鍋を仕切る従姉妹の指太く

どこまでが農耕民族牡丹鍋     流 石


女子会でつつかれている鍋の具や

仲たがい鍋で煮つまる別のもの   恵 白


懐かしき浅草駒形どぜう鍋

年老いた恩師招いて囲む鍋     呂 修


鍋かこむ人の絆も温もりて

鍋かこみ何と詠もうか五七五    土 筆


すき焼きに塩入れ食んだ新婚期

天空を切り裂く夜のおでん鍋    夜 高


薬とて正座で食べる牡丹鍋

寄せ鍋の湯気の向こうに見える笑顔(かお)ゆう太


火照る頬川風ひんやり花街鍋

ヌッと出た青首の艶鍋に染む    ヒデキ


父のそば鍋囲むよに暖かき     笛 女


鍋くらうわだかまり食う友笑う

鍋の夜亡父(ちち)の席にも猪口ひとつ さち女


あたたまる鍋に生姜は今年流

「寄せ鍋よ」予定消したる今夜かな 露 古


公園の炊き出し鍋につなぐ歌

鍋奉行ありがたいやら・・・やら  みち草

...................................................................
●一席

鍋くらうわだかまり食う友笑う  さち女


●二席

鍋の夜亡父(ちち)の席にも猪口ひとつ さち女


天空を切り裂く夜のおでん鍋    夜 高
....................................................................
# by haiku-gudonkai | 2012-12-14 10:43 | Comments(0)


「ぐどんかい」と読む。師は無し。気ままに愚直に一杯呑むように楽しむ句会。2010/8、金沢市で発足。


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