第98回 句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと

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兼題:「新蕎麦」「秋深し」「菊」 平成30年 10月15


部屋履きに 素足もふもふ 秋深し

あとひと山 新そばめぐり 山ひだ縫う         淑 女


木漏れ日に 菊たずさえて 野田山へ

新蕎麦や 一杯の酒で 日も暮れぬ          く に


秋深し 心の頁(ページ)めくれずに

新蕎麦やもうひと手繰(たぐ)り喉が急(せ)く    ヒデキ


晩秋や 思い溜まりて ノオト買ふ

新蕎麦や亡母(ぼうぼ)の分と二重(ふたかさ)ね   さち女


駅頭に 香る出迎へ 菊花展

齢(とし)重ね 庭は荒れたり 秋深し        ばたやん


菊の花 毟(むし)りて夕餉(げ)に亡母(はは)真似て

ひとり夜は 古典と対話 秋深し           雪 女


連れ合ひて三十年(みととせ)通ふ新そばや

とっくりの 編み目繕(つくろ)ひ 秋深し      染 子


祭壇の 小菊の波や 旅終わる

土砂の道 壊れし家も 秋深し            りつ女


過疎の村 新蕎麦ありの 古暖簾(のれん)

秋深し 夫婦で分けし 焼き魚            呂 修


なまめかし 裾(すそ)に散りたる 乱菊や

深まりて ゆく秋のいろ 留(とど)めたや      つばめ


夕映えの 忍者の里や 秋深し

陰翳(いんえい)を 五感で食す 秋深し       ミモザ


軒先に 新蕎麦ありと 山降りて

甘菊(あまぎく)や酢加減亡母(はは)に問ふてみる  しょうこ


新蕎麦を すする口元(くちもと) 香るつゆ

秋深し モザイク色に 染まる山           マリー


新そばの 文字に誘はれ ざる手繰(たぐ)る

炊き立ての ごはんの湯気や 秋深し         まつぼっくり


秋深く 月を指さす 影五つ

新蕎麦の 湯気の向こうに 笑顔あり         笛 女


秋深し 雨聴く夜の 書作かな

新そばや 傘寿(さんじゅ)の集い 声はずむ     土 筆

...................................................................................................

☆互選の結果☆  得点の多い順から「天」「地」「人」

[天]  祭壇の 小菊の波や 旅終わる        りつ女

[地]  過疎の村 新蕎麦ありの 古暖簾(のれん)  呂 修

[人]  晩秋や 思い溜まりて ノオト買ふ      さち女

...................................................................................................

◇次回は11月19日(月)午後7時

◇次回兼題:「湯豆腐」「小春(小春日和、小春日)」「焚火(たきび)





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# by haiku-gudonkai | 2018-10-16 16:20 | Comments(0)

第97回 句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと

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兼題:「敬老の日(敬老日)」「葡萄(ぶどう)」「鈴虫」 平成30年 9月17


鈴虫や 今宵待たるる 満月を

敬老日 赤飯我も 相伴(しょうばん)す      笛 女


敬老日 語らぬ悲しみ 皺(しわ)に見ゆ

鈴虫の 羽振り揺らす 風届く           染 子


一房うん十万円 葡萄嫌いになる季節

ぼぉーと居(お)れば すぐ敬老会に 招かれて   ヒデキ


cyber(電脳)に飲まれ 乾涸(ひから)ぶ 葡萄かな

敬老の日 妣(はは)の歩みし 年を継ぐ      一 服


能登に入(い)る 故郷便に 葡萄の香

鈴虫や 喧噪の中 癒しけり            ばたやん


外(と)つ国に生ひし葡萄の雫(しずく)や嬉(うれ)し

鈴虫を 背戸(せど)に放ちて 夜を聴く      つばめ


鈴虫や 街中ジャズと スイングす

敬老の日 祝う人共に 老々なり          淑 女


山葡萄 蔵に幾年 主もなく

亡き人に 遇(あ)える山にも 虫の鳴く     しょうこ


手に葡萄 ギリシャの神 真似てみる

敬老日 祝われし二人 祝う二人          りつ女


瞑想や 鈴虫の鳴く 静寂(しじま)かな

思い出す ぶどう行脚や ワイン香に        ミモザ


週一(しゅういち)の 親訪ぬる日 敬老日

手を伸ばす 子に肩車 ぶどう狩り        まつぼっくり


母を想う 感謝感謝の 敬老日

鈴虫の 鳴き声きいて うら淋し          マリー


祖父母逝き 祈るばかりの 敬老日

この刹那(せつな)鈴虫習いて凛(りん)と生かむ  ゆき女


倦怠の 微熱冷ますや 黒葡萄

鈴虫を 追ふて歴史の 闇に入(い)る       さち女


鈴虫の ソロが聞きたし 藪小径(やぶこみち)

敬老会 背すじ伸ばして 昭和の歌         土 筆

……………………………………………………………………………………………………………………………

互選の結果☆  得点の多い順から「天」「地」「人」

[] 敬老日 語らぬ悲しみ 皺(しわ)に見ゆ      染 子

[] 鈴虫を 背戸(せど)に放ちて 夜を聴く      つばめ

[] 敬老の日 妣(はは)の歩みし 年を継ぐ      一 服

……………………………………………………………………………………………………………………………

◇次回は、1015日(月)午後7時

◇次回兼題:「新蕎麦(しんそば)」「秋深し」「菊」


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# by haiku-gudonkai | 2018-09-18 15:24 | Comments(0)

第96回 句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと

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兼題:「西瓜」「立秋」「終戦記念日(終戦日、終戦忌、敗戦日、敗戦忌、八月十五日、敗戦記念日)」平成30年 8月20


針運ぶ 白きリネンに 秋立ちぬ

幾たびの 終戦日あり 地球(ほし)は危機      しょうこ


帰郷待つ すいか清水で 身を冷やす

袖ゆらす 立秋の風 やさしくて           笛 女


立秋や 猛暑と別れも間近(まぢか)かな

敵国は 死語になったか 終戦日           土 筆


敗戦忌 責任いずこ 聖戦と言う碑

平和の日 とせぬ敗戦日 ぬるい水          ヒデキ


友眠る 大鹿村に 秋立ちぬ

八月十五日 原爆ドームの 空の青           ミモザ


引き継がむ 昭和の記憶 敗戦忌

立秋も フル稼働 怖し電気代             ゆき女


朝食の 手を止め祈る 原爆忌

子ら集う 一刃(ひとは)に裂ける 西瓜かな     りつ女


赤土か 砂地か競ふ 西瓜かな

母の手に 青酸加里(かり)や 終戦日         ばたやん


西瓜種 怒りのごとく 飛ばしけり

生首をスパッとごとく 西瓜切る            呂 修


凛々しくも セピア色に笑む 学徒兵

この暑さ 命あっての 立秋かな            淑 女


秋の立つ 山ゆ降(くだ)りて 赤を踏む

幾たびの 終戦日あり 倭(わ)の国よ         染 子


人殺しなど 誰も望まぬ 終戦日

カラカラの のどに西瓜 がぶりがぶり        まつぼっくり


ベランダの 苦瓜(にがうり)ぽつねん 今朝の秋

秋に入りて 血圧心拍 遠近法            さち女

……………………………………………………………………………………………………………………………

互選の結果☆  得点の多い順から「天」「地」「人」

[] 幾たびの 終戦ありや 地球(ほし)は危機     しょうこ

[] 母の手に 青酸加里(かり)や 終戦日       ばたやん

[] 針運ぶ 白きリネンに 秋立ちぬ          しょうこ

……………………………………………………………………………………………………………………………

◇次回は9月17日(月)敬老の日 午後7時

◇次回兼題:「敬老の日(敬老日)」「葡萄(ぶどう)」「鈴虫」


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# by haiku-gudonkai | 2018-08-21 14:26 | Comments(0)

第95回 句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと

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兼題:「夏休み」「昼寝(午睡)」「はまなす」/ 平成30年 7月23


赤々と 岩壁ゆらす はまなすよ

紅顔の 長き手足の 子の昼寝              淑 女


北辺 (きた) の漁場 (りょうば) 夕凪は はまなす色

文机 (ふみづくえ) 鬼才頬 (ほお) つき 午睡せり      阿無呂


針纏 (まと) い 誰を拒むや はまなすよ

けだるさも また心地良き 午睡かな           つばめ


樹 (き) の声を 聴く隠れ家の 昼寝覚 (ざめ)

オリーブの 枝と戯 (たわむ) る 昼寝覚 (ざめ)       ミモザ


昼寝する 大工の皺 (しわ) に 色気あり

含羞 (がんしゅう) を ひとまず閉じて 夏休み       さち女


夏休み 球児の夏が 始まりぬ

はまなすや 砂丘に一花 (ひとはな) 咲きし人       笛 女


抗 (あらが) いて 浜茄子群れる 試射の丘

七年 (ななとせ) や 浜茄子捧ぐ 陸奥の海        しょうこ


昼寝覚め 掛軸の中 泳ぐ鯉

ハマナスの 砂丘がつきて 白灯台            呂 修


はまなすの 先には 青い海ばかり

うずうずが 飛び出して行く 夏休み           まつぼっくり


乱れ散る はまなすの紅 (あか)  水平線

午睡覚め びっしょりの汗 罪な夢            ヒデキ


若冲 (じゃくちゅう)に 酔ひ痴れたるや 昼寝覚 (ざめ)

夏休  犬は欠かせぬ 散歩かな              ばたやん


すだれ揺れる リズムは軽 (かろ) く 昼寝かな

夏休み 家事分担で 盛り上がる              りつ女


ただひとつ 八月十五の 夏休み

一畳の 茣蓙 (ござ) を広げて 昼寝かな          流 石


黒んぼ大会 二位は中二の 夏休み

蛇口より 湯のような水 昼寝覚 (ざめ)           土 筆

……………………………………………………………………………………………………………………………

互選の結果☆  得点の多い順から「天」「地」「人」


【天】抗 (あらが) いて 浜茄子群れる 試射の丘      しょうこ

【地】昼寝する 大工の皺 (しわ) に 色気あり       さち女

【人】はまなすの 先には 青い海ばかり          まつぼっくり

……………………………………………………………………………………………………………………………

◇次回は8月20日(月)午後7時

◇次回兼題:「西瓜」「立秋」「終戦記念日(終戦日、終戦忌、敗戦記念日、敗戦日、敗戦忌、八月十五日)」



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# by haiku-gudonkai | 2018-07-25 20:02 | Comments(0)

第94回 句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと

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兼題:「梅雨」「水芭蕉」「さくらんぼ」

    平成30年 6月18


法要の 無地の単衣(ひとえ)に 走り梅雨

八つの瞳() 見つめる先の さくらんぼ          笛 女


桜桃(さくらんぼ) 白磁に盛りて 慈(いつく)しむ

移りゆく 梅雨の彩り ひとり旅             ミモザ


さくらんぼ ウヰ()スキーの谷に たわわなり

傷付くも なお甘酸っぱくて さくらんぼ         ヒデキ

 

梅雨入りや 水遣()りしばし 一服し

水芭蕉や 老いてさえし 母の言(げん)           ばたやん


雨がえる 小さきものは いとおしき

ふるさとは 無垢(むく)の浄土か さくらんぼ        つばめ


セロの音()に 心まどろむ 梅雨の午後

山深き 行く先ぽっかり 水芭蕉             淑 女


白内障 告げられし日や 梅雨茫茫(ぼうぼう)

父母の墓 磨いて問いし 梅雨晴間(はれま)         呂 修


青梅雨に 緑と競う 傘の花

母逝きて 見上げた空は 梅雨(つゆ)夕焼(ゆやけ)      く に


(うん)(てい)を 競う父と子 桜桃(ゆすらうめ)

水芭蕉 人知れず在()り 靄(もや)晴れて         しょうこ


喫茶店 彼女の残した さくらんぼ

水芭蕉 はるかな尾瀬に たどり着き           まつぼっくり


履くものは あれかこれかの 梅雨の朝

木道の 靴音やさし 水芭蕉               りつ女


網棚に ことばを置いて 梅雨の駅

先達の 歩幅に合わす 梅雨の径(みち)           さち女


梅雨晴れに シャンシャン見る列 長きこと

娘より さくらんぼ届いた 父の日の朝          土 筆


桜桃(おうとう)や 喉灼(のどや)く甘み 悔いのごと

忘られて 光浴びをり 水芭蕉              阿無呂

……………………………………………………………………………………………………………………………

互選の結果☆  得点の多い順から「天」「地」「人」

[] 桜桃(さくらんぼ) 白磁に盛りて 慈(いつく)しむ  ミモザ

[] 法要の 無地の単衣(ひとえ)に 走り梅雨       笛 女

[] 網棚に ことばを置いて 梅雨の駅          さち女               

……………………………………………………………………………………………………………………………
◆次回は 7月23日 午後7時 開会

*次回兼題 「夏休み」「昼寝(『午睡』も可)」「はまなす」







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# by haiku-gudonkai | 2018-06-20 14:20 | Comments(0)


「ぐどんかい」と読む。師は無し。気ままに愚直に一杯呑むように楽しむ句会。2010/8、金沢市で発足。


by haiku-gudonkai

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