第103回 句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと

d0254166_13454446.jpg


句゛呑会 第103回句会 平成31年 3月18

兼題:「朧月(おぼろづき)」「土筆(つくし)」「春休み」


犬と行く 土筆顔出す 散歩道

宴あと 一人見上ぐる 朧月          まつぼっくり


キャンバスは空 土筆持て 画家になる

探査機の こそばゆしこと おぼろ月        しょうこ


菜畠に 母の歌聞こゆ 朧月

陽(ひ)を恋うて 競うがごとく つくしんぼ     ヒデキ


大空に 何を書きたや 土筆たち

今は昔 母と歌った おぼろ月            土 筆


何ゆえに 人に踏まれし 土筆かな

道草を 母に𠮟られ 土筆摘み            呂 修


群れず生きし 画家の訃報や 朧月

古寺巡礼 直向(ひたむ)きに伸ぶ 土筆かな     ミモザ


ひとり道 おぼろの月を 家苞(いえづと=家への土産物)に

春休み 別離邂逅(かいこう) めまぐるし      つばめ


丸文字に おもいこめるや 春休み

胸をはり こくびふりふり 土筆ん坊         淑 女


土筆摘む 和気あいあいの 一揆(いっき)跡

孫の声の 大人びたるや 春休み          ばたやん


つくしんぼう 空へ向かって 背くらべ

ぬれ髪の しずく落ちたる 朧月           く に


花落ちて 肌確かむる おぼろ月

猫競ふ 成就願ふや 月おぼろ            さち女


つくし摘む カマキリの卵(らん) そっと置き

過去未来 月おぼろなり 酒を酌(く)む    桃 杲(ももこ)


おぼろ月 微笑む母に 贈る笛

おぼろ月 母は旅立つ 父のもと           笛 女

...................................................................................................

☆互選の結果☆  得点の多い順から「天」「地」「人」

[] 土筆摘む 和気あいあいの 一揆(いっき)跡    ばたやん

[] 群れず生きし 画家の訃報や 朧月          ミモザ

[] 宴あと 一人見上ぐる 朧月          まつぼっくり

...................................................................................................

◇次回 4月15日(月)午後7時

◇次回兼題 「蛤(はまぐり)」「花曇り」「山葵(わさび)」





# by haiku-gudonkai | 2019-03-19 14:55 | Comments(0)

第102回 句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと

d0254166_13454446.jpg

句゛呑会 第102回句会(天狗俳諧) 平成31年 2月18

兼題:「春浅し(早春)」「蕗の薹(ふきのとう)」「海苔(のり)」


髪赫(あか)き 龍宮の使者 浅春(せんしゅん)に

巡り来て 盆景に立つ 蕗の薹              夜 鷹

覚(さ)めるたび 空をたしかむ 春浅し

ふきのとう 別離の友の 味がして            さち女

陽(ひ)の中へ 君駆け出すや 春浅し

蕗の薹 頭見えたと 弾む声               ヒデキ

春浅し 信濃の旅の 道祖神

一人旅 憂(うれ)いの萩路や 春浅し          呂 修

春浅し 机上に蟻(あり)の 這(は)ひ出せり

海苔あぶる 漆黒色を かみしめたり          ばたやん

春浅く 襟足(えりあし)見えて 一目惚(ぼ)れ

食卓に 初恋の味 ふきのとう              く に

岩海苔や 波の乱舞を 懐かしむ

摘みたての ふきのとう味噌 母の味           ミモザ

みちのくに 誰(た)が為もなく 蕗の薹

浅き春 「またね」が 最後になる気して         染 子

大門で 雪をかぶりし 蕗の薹

早春に 良き知らせあり 奮(ふる)い立ち        マリー

春浅し 鐘撞(つ)く老爺(ろうや) 空仰ぐ

蕗のたう 我が身の灰汁(あく)も 味わひて      しょうこ

春浅し 次の主(あるじ)待つ 空き教室

ほろ苦い 時もあるさと 蕗の薹             雪 女

今朝の庭 土の堅さや 春浅し

背のびして 蕗のとうみそ 好きという          りつ女

浅き春 鳥歌へども 応(いら)へなく

早春に こころ残しつ 逝きし母よ            つばめ

春浅し 旧交集(つど)いて 音楽会

春浅し 山見て川見て 犀星碑              土 筆

...................................................................................................

☆互選の結果☆  得点の多い順から「」、「」(同点2句)

[] 蕗のたう 我が身の灰汁(あく)も 味わひて  しょうこ

[] 陽(ひ)の中へ 君駆け出すや 春浅し      ヒデキ

[] 春浅し 鐘撞(つ)く老爺(ろうや) 空仰ぐ  しょうこ

...................................................................................................

◇次回は3月18日(月)午後7時

◇次回兼題:「春休み」「土筆(つくし)」「朧月(おぼろづき)」


# by haiku-gudonkai | 2019-02-19 20:29 | Comments(0)

第101回 句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと

d0254166_13454446.jpg

句゛呑会 第101回句会(天狗俳諧)  平成31年1月21

恒例「天狗俳諧」のため兼題なし。天狗俳諧とは、会員各自が時代をうがつ1句を投句。それらの上句、中句、下句を切り離し、上・中・下句ごとに入れた各箱から1枚ずつ引いて新たな上・中・下の1句を編む。できた句の迷・珍解釈を披露し、その出来映えで天・地・人を互選する遊び。


【新たに編んだ句】

お年玉 アベ落っこちる 国凍(い)てり        りつ女

百一回 離脱せぬよう 改元年            ヒデキ

めでたさは 中位(くらい)がいいと アベへたる    笛 女

抱きしめる 胸の谷間に 鐘の声           雪 女

ゴーンとて 主にこがれて あおり運転         呂 修

凍(い)てつく夜 やめて下さい 句をつくる    まつぼっくり

大吉や 日本海海戦中か 交渉力           く に

あこがれし 保釈認めず 偉かった          さち女

室(むろ)の花 昔の年寄り 咲いており        染 子

アベすべる 孫増え親は 句゛呑会(ぐどんかい)    つばめ

新年に 天然叫ぶ 星炎上              淑 女

そだねぇ〜 君より後光(ごこう)か 反省年男     しょうこ

頭まだ 過保護にされて 談合かな          ミモザ

今わかる いざ新珠(あらたま)の 初日の出       土 筆

MとS 祇園精舎の 初日の出            ばたやん

...................................................................................................

☆互選の結果☆  得点の多い順から「天」「地」「人」

[] アベすべる 孫増え親は 句゛呑会     つばめ

<迷!解釈>2019年、あんなにも愚かしかったアベがついに権力の座から滑り落ちました。国民は喜んでよい国づくりに励み、人口は飛躍的に増えました。すると、幸せな親たちがこぞって句゛呑会に入りたがり、会員は3,000人を超えました。会場の茶房「犀せい」に一度に入りきらず、毎夜、句会が開かれることになり、店主の「さち女」さんは困ったり、喜んだりしました。

[] 抱きしめる 胸の谷間に 鐘の声      雪 女

<迷!解釈>大みそかの夜、恋人同士が抱きしめ合い、厳かに年を送ろうとしていた。彼女の胸の谷間が見え、若者は落ち着きをなくしていたが、除夜の鐘が「煩悩を捨てよ」と鳴りだし、二人は「いけない」「いけない」と、清く新しい年を迎えたのでした。

[] 大吉や 日本海海戦中か 交渉力      く に

<迷!解釈>交渉力のないリーダーは何に頼るのか。占い師です。政治家や財界人は占い師を訪ねることが多いそうです。アベさんも自分が信頼する占い師にみてもらうと、「顔相がいいですね。大吉です」と言われたとのこと。どこが顔がいいのか、ブタもおだてりゃ木に登るではありませんが、その気になって、自分の交渉力の無さをかつての日本海海戦などのように「いけいけゴーゴー!」と、武力により解決しようとするようでは怖いですね。

...................................................................................................

【投句された元の句】

新年に 離脱せぬよう 句をつくる            りつ女

今わかる 昔の年寄り 偉かった             つばめ

お年玉 孫増え親は 談合かな              ばたやん

凍てつく夜 主にこがれて 星炎上            淑 女

頭まだ 日本海海戦中か 国凍てり            ヒデキ

そだねぇ〜 やめて下さい あおり運転          呂 修

大吉や 天然叫ぶ 改元年                ミモザ

室の花 過保護にされて 咲いており           く に

ゴーンとて 祇園精舎の 鐘の声             染 子

あこがれし 君より後光か 初日の出           雪 女

MとS 保釈認めず 交渉力               しょうこ

抱きしめる 胸の谷間に 初日の出           まつぼっくり

アベすべる アベ落っこちる アベへたる         さち女

百一回 いざ新珠の 句゛呑会              笛 女

めでたさは 中位がいいと 反省年男           土 筆

...................................................................................................

◇次回 2月18日(月)午後7時

◇次回兼題 「春浅し(浅春=せんしゅん、早春)」「蕗の薹(ふきのとう)」

      「海苔(のり)」



# by haiku-gudonkai | 2019-01-23 18:19 | Comments(0)

第100回 句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと

d0254166_13454446.jpg

兼題:「数え日」「霙(みぞれ)」「河豚(ふぐ)」 平成30年 12月9


年玉の 査定始まる 数え日や

みぞるるや なお白菜の 甘み増し          笛 女


ふぐ刺しや 花びらに透く 藍の皿

すれ違う 和傘の女や 初みぞれ           ミモザ


行く末も 早や数え日か 雨しきり

音もなく 街灯の霙 とめどなく           ヒデキ


ぷっくりと 焼けたる河豚の 白子かな

雨音が みぞれにかわる 俳句会           土 筆


夕霙 女三人 加賀言葉

あら可笑し 毒持つ人も 河豚を喰う         呂 修


霙るるに せかされ慌て タイヤ替え

疎まれし 河豚もありけり 釣り人に         ばたやん


背も傘も列して斜め みぞれ打つ

この世とも あと幾年瀬と 指をおる         淑 女


傘を持つ 手にひびくかな 霙落つ

日を数え 歓びの歌を 聴きに行く          りつ女


数え日を 重ね仰ぎし 今朝の坂

霙るるや 待つとも去るとも 決めかねて       しょうこ


数え日や あれやこれやで 年が過ぎ

霙降る ふるさとに着く 夜行バス          まつぼっくり


数え日や 子を待ち侘びて 掃除せり

霙踏み 災い積もらぬ 事祈る            雪 女


ひととせが 駆け抜けてはや 数え日か

襟足に 霙滴り 背筋伸ぶ              つばめ


平成の 文字もみぞれて 道昏(くら)し

筆談で 白ワイン飲む みぞれの夜          さち女

...................................................................................................

互選の結果☆  得点の多い順から「天」「地」「人」

[] ふぐ刺しや 花びらに透く 藍の皿        ミモザ

[] 霙るるや 待つとも去るとも 決めかねて     しょうこ

[] 襟足に 霙滴り 背筋伸ぶ            つばめ

...................................................................................................

◇次回は平成311月21(月)午後7時

◇次回 兼題:なし。「天狗俳諧」開催のため。時流をうがつ一句を投句。






# by haiku-gudonkai | 2018-12-12 14:52 | Comments(0)

第99回 句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと

d0254166_13454446.jpg

兼題:「湯豆腐」「焚火(たきび)」「小春(小春日和、小春日)」 平成30年 11月18


焚火爆ぜ 縺れしこころ ほぐれゆく

恩寵を 賜りしごと 小春日や            つばめ


筆執りて 小春楽しむ 老いの母

湯豆腐と 一口ごとに 会話せり           ばたやん


湯豆腐や ふうわり揺らぐ 花がつお

焚火燃ゆ 芋も日記も 恋文も            ヒデキ


小春日に 鉄窓開けて 音も無し

湯豆富や 出汁も豆富も 手抜きなし         淑 女


小春日の 名勝に舞う 囃子かな

湯どうふを 囲む二人は 今夫婦           笛 女


湯豆富に 落胆隠せぬ 中二生

山寺の いつ止むと知れぬ 落ち葉焚き        雪 女


特集は 「焚火」なりけり 月刊誌

湯にゆれる とうふに話 聞き逃がす         りつ女


漆黒の 闇に焚火の 爆ぜる音

湯豆腐の 上で踊るや 鰹節             まつぼっくり


焚火して 炎ひときわ 文仕舞い

小春凪 老漁夫二人 砂像なる            しょうこ


湯豆腐や 湯気の向こうの 古稀の妻

焚火の輪 抜けて一人の 闇深し           呂 修


かさこそと 黄金の葉舞う 小春空

湯豆腐の 湯気を囲んで プロポーズ         く に


落葉焚く 温もり偲ぶ 五合庵

せせらぎが ワルツに聞こゆ 小春日や        さち女


小春日や 懐かしの歌 蓄音器館

小春日和 小春の心で 今日一日           土 筆


湯豆腐や ふつふつと湧く なごり夢

小春日や 閘門(こうもん)の水 音高し        ミモザ

...................................................................................................

☆互選の結果☆  得点の多い順から「天」「地」「人」

今回は、同点数だったので「天」が2人となり、「地」がありません。

[] 焚火の輪 抜けて一人の 闇深し        呂 修

[] 焚火して 炎ひときわ 文仕舞い        しょうこ

[] 焚火爆ぜ 縺(もつ)れしこころ ほぐれゆく   つばめ

...................................................................................................

◇次回は、100回記念句会:12月9日(日)午後5時〜/午後7時〜記念パーティ

◇次回兼題:「数え日」「霙(みぞれ)」「河豚(ふぐ)」



# by haiku-gudonkai | 2018-11-20 14:22 | Comments(0)


「ぐどんかい」と読む。師は無し。気ままに愚直に一杯呑むように楽しむ句会。2010/8、金沢市で発足。


by haiku-gudonkai

プロフィールを見る
画像一覧
更新通知を受け取る

最新の記事

第103回 句会/いいにゃあ..
at 2019-03-19 14:55
第102回 句会/いいにゃあ..
at 2019-02-19 20:29
第101回 句会/いいにゃあ..
at 2019-01-23 18:19
第100回 句会/いいにゃあ..
at 2018-12-12 14:52
第99回 句会/いいにゃあ、..
at 2018-11-20 14:22

以前の記事

2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月

最新のコメント

モンクレール モンクレー
by モンクレール 日本 at 12:06

最新のトラックバック

外部リンク

検索

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧