第72回句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと

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兼題:「新涼」「花火」「白桃」「原爆忌」」(平成28年8月22日)

葉脈も息吹き返す新涼に       しょうこ
白桃を一箱買ふ人道の駅      しょうこ

人肌のような産毛の水蜜桃     流  石
原民喜峠三吉原爆忌        流  石

原爆忌見上げる空に飛行機雲    呂  修
マドンナの君を失い遠花火     呂  修

新涼やメダル重ねしリオ五輪    ばたやん
庭花火親ら従ひ子が仕切る     ばたやん

ゆるすまじ世界に響け原爆忌     土  筆
花火見る和服の若者ほほえまし    土  筆

新涼やシャンパン栓飛ぶ氷壁の宿  ヒ デ キ
帰れの声総理に投げる原爆忌      ヒ デ キ

白桃をなづる心地の吾子の頬    ガ ル ボ
彼もひと我も人なり原爆忌     ガ ル ボ

新涼ややさしくそよぐ手合わす人に 笛  女
新涼に父待つ能登を訪ねけり    笛  女

新涼やしたためる字の青々と    さ ち 女
秋涼し風渡る路地影ふたつ     さ ち 女

語り部の嘆きかみしめ原爆忌    く  に
音もなくビルの谷間に遠花火    く  に

夏ひとり白桃ひんやりほんのりと  淑  女
明け暗れに布団まさぐる新涼に   淑  女

もう時間!!爪に桃の香残し立つ   一  服
原爆忌終語固めし塔語る       一  服

新涼の稲田に休む鷺一羽      ひ ろ み
原爆忌鎮守の森もしずもりて    ひ ろ み

新涼や珈琲とジャズ旅支度     ミ モ ザ
リオ五輪聖火に祈る原爆忌     ミ モ ザ

旅先のかすかに聞こゆ遠花火    まつぼっくり
苔庭に新涼の風吹き抜ける     まつぼっくり

写真展離れぬ子らの原爆忌     ぬ  く
テーマ曲バラードとなり秋涼し   ぬ  く

音に聞きまぶたに写す遠花火    悠  々
鐘の音に恩師を偲ぶ原爆忌     悠  々

遠花火軍靴の響き鎮魂歌      夜  鷹
マンションがドーム見くだす原爆忌 夜  鷹

◇ 場外句
*三度目があってはならぬ原爆忌  つ ば め
*白桃の如き赤子の頬に触れ    つ ば め
*原爆忌天仰ぎ見る青桐よ     み ち 草
……………………………………………………………………………………………………………………………
☆互選の結果☆
得点の多い順から「天」「地」「人」。

[天] 新涼の稲田に休む鷺一羽    ひ ろ み
[地] 音もなくビルの谷間に遠花火  く  に
[人] リオ五輪聖火に祈る原爆忌   ミ モ ザ

……………………………………………………………………………………………………………………………
◆次回は 9月19日(敬老の日) 午後7時 開会
*兼題:「鈴虫」「名月(月見)」「秋彼岸」「野菊」
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# by haiku-gudonkai | 2016-08-23 11:54 | Comments(0)

第71回句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと

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兼題:兼題:「夕立」「冷や奴」「打ち水」「金魚」」(平成28年7月18日)

去年より水草だけの金魚鉢      しょうこ
夕立にパンプス跳ねて交叉点     しょうこ

水打ちて風さそいおり麻のれん    流 石
冷や奴くずす手つきの憎らしさ    流 石

生き抜いて一匹残れし屑金魚     呂 修
老いてなお角はとらぬぞ冷や奴    呂 修

冷や奴ちびりちびりと手酌酒     ばたやん
打水や束の間ながらさりながら    ばたやん

一人酒今夜も友は冷や奴       土 筆
打ち水で心のもやを流しをり     土 筆

燃ゆる老い金魚に恋し尾びれ抱く   ヒデキ
のぼせるな憲法壊しに水を打つ    ヒデキ

兵児帯に浴衣の金魚游(およ)いでる   笛 女
打水に下駄音涼しカランコロ      笛 女

水を打つ深呼吸する背をのばす    さち女
夕立や先客の猫に挨拶す       さち女

冷や奴のせる具かえ四日つづき    淑 女
茜さすビルの窓うつ夕立かな     淑 女

お好きでしょう今夜もいかが冷や奴  みち草
藻の陰で金魚はあぶくで独り言    みち草

幸せかと金魚に問いしだるき午後   つばめ
友逝きて墓石を濡らす夕立や     つばめ

打ち水や古刹の庭に立ち尽す     ミモザ
水打てば光る雫や人迎ふ       ミモザ

ポイ破れ金魚も恋も逃げてゆく    まつぼっくり
金沢のからし添えたる冷や奴     まつぼっくり

猛暑日に夕立ち恋しアスファルト   悠 々
灼熱の日差しに金魚もなりひそめ   悠 々

◇場外句
水も揺らせず瑠璃の匣の中の金魚   一 服
……………………………………………………………………………………………………………………………
☆互選の結果☆
得点の多い順から「天」「地」「人」。

[天] 打水や束の間ながらさりながら  ばたやん
[地] 夕立や先客の猫に挨拶す     さち女
[人]水打ちて風さそいおり麻のれん   流 石

……………………………………………………………………………………………………………………………
◆次回は、8月22日  午後7時 開会
*兼題:「新涼(初秋の頃の涼やかさ。秋の始まり)」
     「花火」「白桃」「原爆忌」
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# by haiku-gudonkai | 2016-07-19 12:24 | Comments(0)

第70回句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと

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兼題:兼題:「梅雨」「虹」「鮎(あゆ)」「杜若(かきつばた)」(平成28年6月20日)

病室の点滴透けて梅雨の空
庄川の瀬音涼しき鮎の宿                   呂 修

梅雨空や爆音雲にどよめけり
鷺に食はれ人に釣られて鮎悲し                ばたやん

梅雨入りや女人の香のなまめける
鮎上る川いっぱいに園児(こ)らの声             茅 茨

夢うつつ舞って目に入る杜若
図書館の外は雨らし梅雨と知る                み う

ぽんと朝しじま破るか杜若
日暈(ひがさ)まばゆ吉兆か地震(ない)か虹色の環      ヒデキ

翔(かけ)てこい虹の架け橋消えぬまに
君と見た虹の架橋胸に秘め                  笛 女

若鮎や跳ねて弾んで簗の上
梅雨歩くレインコートの犬しゃなり              まつぼっくり

生けるものみなしめらせて梅雨の入り
病む友を見舞いし庭にかきつばた               ひろみ

早朝の河原を走る鮎跳ねる
梅雨の街世を問ふ群れの賑やかし               しょうこ

パレードの人垣平和の虹となり
街宣に耳そばだてている梅雨深し               さち女

空つゆに地球のごきげん気にかゝる
ほらにじが指さす父と子らの笑み               淑 女

円空の仏の笑みや鮎の宿
川風にさのさを乗せし鮎の宿                 ミモザ

虹立ちて村を出た日の遠かりし
梅雨曇り火花散らして鉄を削ぐ                流 石

梅雨晴れ間祭りの夜のありがたき
大半円加賀路へ急ぐ朝の虹                  土 筆

★場外句
杜若美術の時間の静けさよ              
願いあり梅雨の合間に庭を掃く                みち草
……………………………………………………………………………………………………………………………
☆互選の結果☆
得点の多い順から「天」「地」「人」。

[天] 病室の点滴透けて梅雨の空                呂 修
[地] 梅雨入りや女人の香のなまめける             茅 茨
[人] 円空の仏の笑みや鮎の宿                 ミモザ

……………………………………………………………………………………………………………………………
◆次回は、7月18日(海の日) 午後7時 開会
*兼題:「夕立」「冷や奴(やっこ)」「打ち水」「金魚」
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# by haiku-gudonkai | 2016-06-25 14:04 | Comments(0)

第69回句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと

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兼題:「麦の秋」「更衣(ころもがえ)」「筍(たけのこ)」(平成28年5月17日)

衣更え街ゆく綿パン白眩し           しょうこ
開け放つ車窓の風は麦の秋           しょうこ

嫁ぐ日も決まり娘の麦の秋           流  石
筍や亡母(はは)と亡姉(あね)とを迎えおり     流  石

服でなく変える心や衣更            呂  修
竹の子や斜めに伸びる反抗期          呂  修

麦の秋尾山の街に旅を嗅ぐ           ばたやん
更衣施設の母が待ちにけり           ばたやん

更衣街は明るし気持軽るし           土  筆
更衣あやめの帯で兼六園            土  筆

筍のずしりとうれし手さげかな         み  う
糠袋結ぶ手つきよ筍買う            み  う

衣がえ去年の染みに浮かぶ顔          ヒ デ キ
巨匠の眼(め)ローアングル揺れる麦の秋    ヒ デ キ

更衣身も心も更衣               笛  女
琵琶の会終えてわが家は更衣          笛  女

糠雨(ぬかあめ)の匂ひたのしむ衣がへ     さ ち 女
衣かへて正座してみる独り部屋         さ ち 女

更衣真白き腕の女ひと             く  に
わいわいと山のごちそう筍ご飯         く  に

じわもんの筍の頃もう飽きた          淑  女
中一の銀輪一列ころもがえ           淑  女

キンキンのジョッキに麦秋閉じ込めり      一  服
衣替え黒板文字も目にまぶし          一  服

衣更その日を待たずひとえ召せ         つ ば め
筍にいのちの姿重ね見る            つ ば め

更衣古人(いにしえびと)に思い馳せ      ミ モ ザ
颯爽と出掛ける朝や衣更え           ミ モ ザ

朝掘りの京の筍籠に居り           まつぼっくり
十代の白さまぶしき更衣           まつぼっくり

風も日も裾に針刺す更衣            ぬ  く
せせらぎに鳥に連れられ麦の秋         ぬ  く

時ならぬ物思いする麦の秋           悠  々
帯結び追いつかぬ間に更衣           悠  々

★場外句
衣更え後先にして旅支度            ガ ル ボ
「働けば自由になれる」麦の秋         ガ ル ボ
……………………………………………………………………………………………………………………………
☆互選の結果☆
得点の多い順から「天」「地」「人」。

【天】 竹の子や斜めに伸びる反抗期      呂  修
【地】 筍のずしりとうれし手さげかな     み  う
【人】 衣かへて正座してみる独り部屋     さ ち 女

……………………………………………………………………………………………………………………………
◆次回は、6月20日(月)
*兼題:「梅雨」「虹 」「 鮎(あゆ)」「杜若(かきつばた)」
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# by haiku-gudonkai | 2016-05-17 12:10 | Comments(0)

第68回句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと

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兼題:「春眠(春の夢、朝寝)」「花冷え」「桜餅」(平成28年4月18日)

 花冷えに待ち人は未だビルの窓     しょうこ
 桜餅老舗の客の立ち話         しょうこ

 春眠のとろりとろりと薄みどり     流  石
 花冷えの部屋にひざ寄せ一周忌     流  石

 花冷えや夢は吉野か醍醐寺か      呂  修
 花冷えや胸うずくこと一つ三つ     呂  修

 店先の手書きが誘ふ桜餅        ばたやん
 花冷えや今日もあふれし地震(ない)の報 ばたやん

 茶話会は左党の人も桜餅        土  筆
 春眠や聞こえる音みな子守唄      土  筆

 桜餅一葉に染みた春を知り       ヒ デ キ   
 まどろんで春眠のまま果てなむと    ヒ デ キ

 様々に去りし日招く桜餅        ガ ル ボ
 うつし世の目覚めを拒む春の夢     ガ ル ボ

 犀星と川面眺める春の夢        笛  女
 春の夢遠き都にうなされて       笛  女

 さらばえし我が身に出合ふ春の夢    さ ち 女
 残り酒たぐり寄せたる朝寝かな     さ ち 女

 お茶席で葉っぱをいかに桜餅      淑  女
 花冷えにシフォンのぬくもりからむ指  淑  女

 春眠を大地揺るがし原発よ       み ち 草
 毛氈と織部の茶碗桜餅         み ち 草

 花冷えや「鞍馬天狗」の謡本      ひ ろ み
 人声のぬくもり恋し花の冷え      ひ ろ み

 たわむれに徳利に一枝花冷えや     つ ば め    
 春の夢追いつ追われつ我は生(ゆ)く   つ ば め
       
 花冷えの心に染みる別れかな      ミ モ ザ
 春眠を揺さぶり起こす地の鼓動     ミ モ ザ

 春の夢引きずりながら茶を淹れる   まつぼっくり
 花冷えも樹下の宴は止められぬ    まつぼっくり  
         
 くしゃみして花冷えの夜の油断知る   悠  々
 桜もち食べて濃茶を恋しがり      悠  々

★場 外 句
 桜餅空いっぱいに奥千本           茅  茨
 花冷えやごほごほ咳の通り過ぐ        茅  茨

 桜餅遠き都の塩の味             秋葉みなみ
 ぼうやりと線は点へと春の夢         秋葉みなみ

 春の夢現(うつつ)なりしか那惚里(なぽり)路地 永瀧 達治
 花冷えに三時の素饂飩(すうどん)大阪の子   永瀧 達治
……………………………………………………………………………………………………………………………
☆互選の結果☆
得点の多い順から「天」「地」「人」。

【天】 うつし世の目覚めを拒む春の夢   ガ ル ボ
【地】 桜餅一葉に染みた春を知り     ヒ デ キ   
【人】 春眠を揺さぶり起こす地の鼓動   ミ モ ザ

……………………………………………………………………………………………………………………………
◆次回は、5月16日(月)
*兼題:「麦の秋 」「更衣(ころもがえ) 」「 筍(たけのこ)」
 
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# by haiku-gudonkai | 2016-04-19 11:33 | Comments(0)


「ぐどんかい」と読む。師は無し。気ままに愚直に一杯呑むように楽しむ句会。2010/8、金沢市で発足。


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