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第50回句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと。

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兼題:木守柿(平成26年10月20日)

 木守柿暗き空背に決然と

 いつの夢か土蔵茅葺(かやぶ)き木守柿      つ ば め

 胸キュンとくるやお瀬戸(せど)の木守柿

 木守柿明日はいずこの鳥の糧(かて)      笛  女

 奥飛騨路合掌集落木守柿

 吾もまた守り守られ木守柿           呂  修

 足るを知る木守柿にて学びたり

 木守柿朱(あか)き実照りてカラス行く      露  古

 木守柿鉛空衝(つ)く朱(しゅ)一点

 木守柿春聴くまでの思いやり          ヒ デ キ

 別れ道曲がりて見上ぐ木守柿

 歩を止めて木守柿見る古寺の坂         ミ モ ザ

 青空と白山を背に柿一つ

 残照の里穏やかに木守柿            ヒ ロ ミ

 火照(ほて)る身を閉じ込めたるや木守柿

 老友(とも)いわく俺たちが世の木守柿      幸  女

 空青く朱玉(べにだま)ふたつ木守り柿

 九条を祈るや共に木守り柿           淑  女

 曲がり角街燈ひとつ木守柿

 木守柿今宵の月と恋に落つ           しょうこ

 木守柿がんばれもうすぐ嵐過ぐ

 風吹きて梢(こずえ)に一つ木守柿        マーシャ

 過ぎて逝く月日(とき)の泪(なみだ)や木守柿

 木守柿からすの次郎よ突っつくな        荀  子

 木守柿日々熟(う)れゆくを惜しみけり

 椋鳥(むくどり)の群れて残せし木守柿      ばたやん

 初こいの名残のような木守柿

 旧友に言えぬことあり木守柿          み  う

 潔(いさぎよ)し裸木一本木守柿

 山里に祈り響けり木守柿            ま  き

 ふり返りふり返りゆく木守柿

 木守柿背中の赤子は腕のばす          流  石

 落人(おちゅうど)も愛(いと)おしんだか木守柿

 木守柿朽ちゆく里の天(そら)を切る       夜  鷹

 母逝きしけむり追う目に木守柿

 木守柿熊の親父も表敬す            土  筆

……………………………………………………………………………

●一席

 木守柿朽ちゆく里の天(そら)を切る       夜  鷹

●二席

 吾もまた守り守られ木守柿           呂  修

……………………………………………………………………………

●次回は兼題は「冬眠」
 11月17日(月)午後7時から開催
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by haiku-gudonkai | 2014-10-23 11:28 | Comments(0)

第49回句会/いいにゃあ、五・七・五。ワタシも陽だまりで一句ひねろう~っと。

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兼題:新米(平成26年9月15日)

  新米の母にたずねし水加減

  新米の香る夕餉(ゆうげ)に君笑う       く  に

  これ新米こっち古米と妹(いも)が置き

  新米の輝きいつか原発野(や)         ヒ デ キ

  新米のつぶ一つにも仏さま

  新米の色づく田圃(たんぼ)に鎌の音      流  石

  新米の一椀(わん)あれば天下なり

  新米を押しいただいて歳を祝(ほ)ぐ      幸  女

  今年米ゲリラ豪雨を避けにけり

  縁故絶え新米便も絶えにけり          ばたやん

  新米の文字に誘われ暖簾(のれん)上げ

  判(わか)るとは新米古米腹の中        露  古

  新米の湯気が鼻腔(びこう)を通り抜け

  新米や黄金の雫(しずく)待ちのぞむ      一  服

  味噌汁と新米の水加減問う

  新米の甘さ噛(か)みしめまた一年       土  筆

  新米の炊けるを待ちかね香刻む

  つやつやと新しき米に合掌す          つ ば め

  震災に耐え新米の夕餉(ゆうげ)かな

  新米を供えて和む喪明けかな          ミ モ ザ

  垂れ黄金新米の白瑞穂の美

  なつかしき母の温もり新米むすび        ま  き

  新米の届きて夕餉(ゆうげ)塩むすび

  新米を炊く厨(くりや)なし過疎の里      しょうこ

  新米にお櫃(ひつ)の先輩寂しそう

  塩こんぶだけ添えて盛る新米を         苔  石

  新米のかゆ食べぬまま父逝けり

  新米や一揆(いっき)地蔵は街角に       ひ ろ み

  封切りの新米磨(と)ぐ手想い深し

  手いっぱいに吾子(あこ)もにぎりも新米かな  淑  女

  新米の光る一粒神宿る

  新米が叔母より届く母命日           呂  修

.....................................................................................
●一席

 新米を押しいただいて歳を祝(ほ)ぐ       幸  女

●二席
 
 新米のかゆ食べぬまま父逝けり          ひ ろ み
.....................................................................................
●次回兼題は「木守柿(きもりがき)」
10月20日(月)午後7時から開催
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by haiku-gudonkai | 2014-10-03 18:19 | Comments(0)


「ぐどんかい」と読む。師は無し。気ままに愚直に一杯呑むように楽しむ句会。2010/8、金沢市で発足。


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